ウラジーミル (Vladimir)
ロシアの古都の一つで、ウラジーミル・スーズダリ大公国の首都として栄えた. いわゆる「黄金の環」を構成する都市の一つ. 1108年頃にキエフ大公ウラジーミル・モノマフにより要塞として建設されたといわれる. この要塞は、ロストフ・スーズダリ公国(ウラジーミル・スーズダリ大公国の前身)の南東を守るものであった. 1238年、モンゴル帝国の襲撃を受け街は焦土と化したが、いくつかの中世ロシアの宗教建築が破壊を免れた.
1992年、ウラジーミル市の聖堂群は近郊のスーズダリ市に残る聖堂群とともに、「ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群」として、ユネスコの世界遺産に登録された.
セミャージノ空港を擁し、冷戦時代にはドブリンスコエ空軍基地があった.